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オリジナルでいく!季節の挨拶のポイント

オリジナルでいく!季節の挨拶のポイント

インターネットで季節の挨拶の文例を調べていると、多くの言葉が出てきて、どれを選んだらいいのか、分からなくなることがあります。

具体的なお悩みポイントは、

・いくつか挙げられている文例のどれが使ってもいいものなのかが分からない
・その文例を選ぶと、如何にもサイトから引用したことがバレそうなので、どの言葉を選べばいいか分からない

あたりでしょうか。

以下では、ビジネス文書に記載する季節の挨拶をチョイスする際のポイントについて見てみたいと思います。

季節感を出す

季節の挨拶なので当然ですが、その季節に合ったものを選ぶ必要があります。

もっとも簡単なのは、ズバリ、その季節のことを記載することです。

・入梅の候
・長雨の季節となりましたが
・紫陽花が大輪の花を咲かせる季節となりましたが

やや上級編としては、その季節の前後について記載する方法もあります。

・梅雨入り前に、そろそろ梅雨入りですね
・夏の終わりに秋が待ち遠しいですね

どこまで前後のことを書くかはセンス次第としか言いようがないのですが、時期が離れれば離れるほど、ハードルが上がります。

夏の真っ盛りに冬の事に紐づけて書くのは大変(もしくはとてもセンスが必要)ということです。

ひな形の文例とその崩し

季節の挨拶のひな形については、そのまま利用しないといけない、という決まりはありません。
むしろ、ひな形の中のキーワードを拾って利用すれば、後は自由な文章にして問題ありません。

このキーワードとは、季節を感じさせる言葉です。
麦秋とか、向暑とか、あるいは花の名前(桜や紫陽花、金木犀等)、よく目にするもの(鯉のぼり、クールビス)等など。

これらのキーワードを織り込みつつ、基本的にはそれを好きに使えばいいわけです。

ただ、一点、注意すべきことがあります。それが次に述べる、ビジネス文書と個人的な手紙との違いです。

ビジネス文書と個人的なお手紙は違う

季節の挨拶を調べていて、たくさん出てくる文例には、ビジネス文書で使えるものと、個人的なお手紙で使えるものが混じっていることがよくあります。

ビジネス文書と個人的なお手紙、同じように感謝の気持ちを伝える場合であっても、まったく違うものであることは肌感覚として理解できると思います。

では、実際に何が違うのでしょうか?

こと、季節の挨拶を考えるに当たって、意識すべき違いは、その文書(手紙)が組織のものなのか、個人のものなのか、です。
個人の手紙は基本的には、誰か個人に向けて書かれます。

一方で、ビジネス文書は、例え相手が個人事業主であっても、組織に向けて書かれるべきです。
また、書き手も、個人の手紙は、自分が書いたものとなりますが、ビジネス文書は自分が個人事業主であっても、組織として書いたものとなります。

そのため、

・好天に恵まれたゴールデンウィークはご家族おそろいで楽しまれたことと存じます。

みたいな文章はビジネス文書の季節の挨拶としてはふさわしくありません。

相手方の組織には家族がいる人ばかりではないからです。

また、

・息子が小学生に上がり、一緒にプールへ通う週末を過ごしているこの頃ですが、

みたいな文章も季節の挨拶としてふさわしくありません。

こちらの個人的な事情が書かれているためです。

組織なのか、個人なのか、という違いが分かりずらい場合には、季節を傍観者のように、述べるのがビジネス文書、という覚え方でもよいと思います。

・鯉のぼりがそこかしこで見られる季節になりましたが
・桐の花の咲く季節となりましたが

のように、傍観者目線が望ましい、ということです。

まとめ

季節の挨拶は、その季節に合ったキーワードを選べば9割方完成です。

後は、個人の手紙になってしまわない、ということだけ気を付けてください。

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